集中力を高める

 たまに物事に集中すると周りが全く見えなくなる人っていませんか。本を読んだり何かを始めるとすぐに人の話が聞こえなくなる人。兄がそうなのですが、とんでもない集中力を持っているなーと小さいときから見ていて関心をしていました。

 自分はというと、集中力の持続が難しく、たくさんのことを同時にやろうとしてしまい失敗することがありました。やはり自分は一つの物事に集中する方が合っているのだろうなという実感を持っていましたが、なにぶん集中力が続かない。気持ちが乗り出すと気持ちよくなって何時間かは持つのですが、うまくコントロールが出来ない。集中するなら自分がもっともよい集中を維持する方法が無いものか調べようと思って、本屋さんであさっていたらおもしろそうな本を見つけました。それが、この最強の集中術です。

参考になったところ

 この本は脳の理論や論文ではなく、どちらかというと心理学者である著者がその体験に基づいたノウハウを多く含んだ本です。だから、科学的な説明を求めている人に向かないかもしれません。

この本を読んでから、集中力と刺激に関して表している逆U字型カーブはいつも頭に思い浮かべています。当たり前のことですが、刺激は多すぎても少なくても集中力は維持できない。なので今自分がどちらの状態にあるかを知るのにこのカーブを頭に思い浮かべて、「刺激が多いのか少ないのか」「何が刺激になっているのだろう?」と自問します。これがあるだけで自分の状態を把握する目安になっている気がします。

「心の番人」も非常に有益な方法だと思います。「自分が何をしていないか」を自問し、この心の番人の声に耳を傾けることで先延ばしを防ぐことができる。

以上の二つはすぐ出来て、しかも役立ちます。あとはカフェインの摂取の仕方も参考になりました。自分の刺激がどの位置にあるのかを把握し、どれだけのカフェインを摂ろうか考えるようになりました。すると、集中力が長続きするようになりました。これはカフェインの効果と「自分はいま逆U字型カーブのこの辺にいるので集中力は維持できる」と思っている効果もあるかもしれません。

ほかにもプレッシャーに打ち勝つ方法ややる気を起こす方法、集中力を高めるライフスタイルなど、読んで役立つことも多いのでは無いかと思います。

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